引値トレードで積み上げてきた利益がこのところのマイナス続きでなくなってしまいました。
頻繁な売買転換で手数料割れが発生
株数が少ないと、取引手数料の占める割合が高いんですよね。
毎日のように売買転換が続くと、取引損失に加え、取引手数料もかさんでマイナスが大きくなってしまいました。
順張りから逆張りへの転換には根拠がないからできない。
順張りルールで損失が出ているときは、逆張りにすると利益が出るんですよね。4月・5月がそうでした。
でも、順張りルールのトレードを、今は逆張りのほうがよさそうだからという感覚だけで、ルール変更はできません。
規則性なしに感覚でトレードの方法を転換すると、それはもうシステムトレードとは言えなくなります。
長期の過去データでは、明確な順張り銘柄であることは軽視できません。
というわけで、順張りをやめて逆張りにするという案はなしでした。
引値トレードを損切りしてやめるか、より安全なルールに見直して継続するか
損失が資金の損切りラインに達しているわけではなく、引値トレードの可能性がまったく消えたわけではないので、この銘柄のトレード自体をやめるのは惜しいと判断。
でも、このまま我慢強く引値トレードを継続するのではなく、より安全なルールの改善を模索することにしました。
利益が多少減っても、ここは手数料を抑え、損失を小さくするトレードルールを検証しました。
手仕舞いの日は手仕舞うだけで新規にトレードしない。
そこで、トレードルールを慎重に改善し、トレード回数を減らすことに。
順張りは変わりません。引値が下がった日は売り、上がった日は買いです。
ただし、手仕舞う日は手仕舞いのみ行い、新規の売買はしないことにしました。一日、ようすを見るんですね。
1日出遅れることになって利益が小さくなる反面、連日の転換による損失が避けられます。
過去データで検証したところ、損失はかなり小さくなる一方、利益はそれほど小さくならないことがわかり、なかなかいい感じです。
翌日も売買転換しなければトレード開始。
売買転換した日は手仕舞いだけ。ポジション0にします。
手仕舞いした次の日も転換がなければトレード開始します。
買いポジションは1、売りポジションは-1としています。
連日転換が続くとトレードしないことになるので0が続きます。
こうすると、転換時の損失や取引手数料が軽減できます。(利益が縮小することもあります。)
利益より損失軽減を優先
わかっていても、なかなかできないのがリスク管理です。
株式投資は、利益を大きくすることよりも、損失を最小限にすることを最優先にしなければいけません。なぜなら、途中で資金が尽きてしまったら何にもならないからです。
トレードし続けることが重要なんですね。
投資家というと、短期間でわっと儲けるイメージがありますが、ほんとはちょっと違うんです。
我慢強く糸をたれて待ち続けられる釣り人、太公望みたいな人だと思います。
確かに当たれば、短期間で富を得られることもありますが、そこに至るまでの時間は、労働者と変わらないぐらい注ぎ込んでいるのではないでしょうか。
わたしもぷち投資家として、地道に学びつつ、釣れる日を待ちたいと思います。