今実践している順張り引値トレードのやり方です。
引値(終値)が前日より上がれば買い(持ち)、下がれば売り(持ち)、同じ場合はそのまま。
引値(終値)しか見ません。
前日引値より今日の引値が上がれば買い(持ち)、下がれば売り(持ち)、同じときはそのまま何もしません。
トレード初日、前日引値よりきょうの引値が上がったら買い、下がったら先売りします。
引値が下がって買い持ちが売り持ちに反転する場合、買い持ちしていた株は売り、さらに新規で先売りします。引値が上がって売り持ちが買い持ちに反転する場合は、先売りしていた株は返済買いし、さらに新規で買います。
反転しない日は、そのまま何もしないというトレードを繰り返していきます。
引値を事前に予測することは無理なので、間違いは避けられない。
引値トレードというのは、きょうの引値をあらかじめ予測してトレードするものです。だから、上がるか下がるか微妙な値動きをしているときは、意思とは反対のトレードをしてしまう可能性があるんです。頻繁にあると困りますが、こうした失敗は避けられません。
前日引値あたりで微妙な値動きをしている日は、逆指値注文を利用します。
たとえば、前日引値が300円で買い持ちしている場合で、14時半ごろの値動きが300円前後をうろうろしているようなときは、300円なら買い持ち、300円を下回ったときは売りたい。
こういうときは、「株価が298円以下になったら引値いくらで売ります。」という逆指値注文を入れておきます。299円ではなくて298円としているのは、手数料などの関係で2円幅を持たせないと、前日引値と同じ300円で引けたときも反転してしまうからです。引値は298円以下の売ってもいい価格を適当に入れます。
そうすると、株価が298円以下をつけてそのまま引けた場合は、引値の売り持ちに反転します。でも、298円以下をつけることなく引けた場合は、逆指値注文は失効し、買い持ちのままで反転しません。
ところが、発注後にいったん298円以下をつけたものの、その後300円以上で引けた場合、注文を取り消さない限り逆指値注文は執行され、300円以上の引値にも関わらず、売り持ちに反転してしまうことになります。これを避けるには、なるだけ15:00直前に注文を入れるぐらいです。
引値を確認してからトレードすることはできません。事前に完璧に引値を予測することも不可能なので、こうした発注ミスはある程度避けられないところがあるんですね。
これが引値トレードの欠点なんです。
引値トレードに合いそうな銘柄のとくちょう
引値トレードに向く可能性のある銘柄によくあるとくちょうをざっくりと把握しておくと、銘柄を探すときに役立ちます。
- 新高値をつけている好調な銘柄であること。
- 引値が上がる日または下がる日が数日続き、一日ごとに反転しない。
- 値動きが小さ過ぎると経費割れしやすい。
過去データで検証してから銘柄を選ぶ
過去データを使ってトレードし、だいたいどれぐらいの利益が出せるかを算出して判断します。直近3?4年のデータを使います。
売買が反転するときに出る損失や信用取引にかかる経費や手数料を補えるだけの利益が見込めるかどうかチェックします。
こういうトレードは、日々の損益に振り回されず、淡々とルールどおりに行えば、大きな損失はしないのがメリットです。長期で取り組むほど利益が出やすい方法です。
市況や売買の判断に思い悩むことなくトレードに集中できるのも強みです。
損失を小さく抑え、コツコツ利益を積み上げていきたい方は、ぜひ試してみてください。