9月から資金を5分割して一つの銘柄でトレードする「波乗りトレード」というのを実践しています。
今のところ10%ぐらいの利益です。
「波乗りトレード」を編み出した方は、この方法で7年間利益を出し続けており、同じ方法で利益を出す人が続出しているという再現性の高いトレード方法みたいです。
だからと言って、わたしがうまくできるかどうかはまだ何とも言えませんが、いまだかつてこれほど安心感のある方法はありませんでしたので、紹介したいと思います。
一つの銘柄だけでトレードするメリット
波乗りトレードの最大のとくちょうの一つは、一つの銘柄でトレードするところにあります。
これは資金が少ない人にも投資のチャンスがあるありがたい方法です。
株式投資でいうところのリスク分散といえば、一般的には銘柄を複数持つことを意味します。
これは資金が少ないとできません。
でも、複数銘柄持つことがほんとにリスク分散になるのかずっと疑問に思っていたんです。
なぜなら、株価が上がるときというのは、多くの銘柄がつられて上がり、下がるときも同様です。うまい具合に一方の株価が下がり、他方の株価が上がることのほうが珍しいように思うんです。株価の動きが異なる銘柄をセットで持てばよいと言われますが、それが簡単にできれば誰も苦労しないのではないでしょうか。
株式投資で成果を出されているある投資家は、銘柄の分散は効率が悪いので、調子のよい銘柄に絞って持つと述べています。わたしも感覚的にはそのほうがいいように思っていたんです。
というわけで、銘柄一つでトレードするという波乗りの方法にとても魅力を感じました。
資金を5分割して資金管理しながらトレードできる安心感がハンパない。
ただ一つの銘柄に絞ってトレードするだけでは不安ですよね。
「波乗り」のすごいところは、資金を5分割してトレードするところにあります。
トレードの方法には、
- 資金の5分の1で1ポジション持つ。
- 最大5ポジションまで。
- 5ポジションすべて買いだけ、あるいは売りだけにしない。
- 買いポジション間、あるいは売りポジション間の株価は3%以上離して持つ。(買いと売りの株価は近くてもよい。)
というルールがあり、そのルールを守ることでおのずと安全な資金管理ができるようになっているんですね。
「波乗りレード」は、買いポジションだけでなく売りポジションも持ちますので、すべて信用取引で行います。
制度信用というのを利用しますので、6カ月が返済期限です。その間うまく立ち回り、コツコツ積み立てていく利益でときどきの損失をカバーしながら増やしていきます。6カ月まで持ち続けることはそう多くありません。
信用取引は借金なのでコワイところもありますが、制度信用は期限付きなので損失が無限大になる心配はありません。資金が少ない者にとっては、資金のおよそ3倍投資できるメリットのほうが大きいです。種銭と経験を早くから積むことができるのはありがたい。
ただし、「波乗りトレード」は実践に入る前に、過去10年のデータで10回シミュレーション取引の練習をするようすすめています。ポジション取りには慣れる必要があるからですね。わたしの持っている銘柄は過去10年のデータがなかったので、過去4年データで練習しました。毎回成果が異なり、毎回新しい発見があるので、ぜひ実践する前には練習されることをおすすめします。
信用取引が可能な銘柄はたいてい「波乗りトレード」ができるみたいなんですが、株価の動きや取引のクセによっては、相性が悪かったり合わないこともあるようです。それを確かめるためにもシミュレーションは欠かせないと思います。
ちなみに「波乗りトレード」を開発した下山敬三氏が実践している銘柄は「ブリヂストン」だそうです。隠さないところがスゴイ。
わたしは資金が少ないので、もっと株価が安い、これまで引け値トレードなどしながらずっと見てきた銘柄で実践中です。
このまま順調にいくかどうか、また経過をお知らせしていきたいと思います。